Webサイト制作、記事作成、ロゴデザイン、データ入力… ビジネスを進める上で、外部の専門家(フリーランス)の力を借りたい場面はますます増えています。その際に有力な選択肢となるのが、日本を代表する2大クラウドソーシングプラットフォーム、「クラウドワークス」と「ランサーズ」です。
しかし、いざ使おうとすると、「どちらのサービスが自分に合っているんだろう?」「フリーランスを探しやすいのはどっち?」「手数料や安全性は?」など、様々な疑問が浮かびますよね。
【筆者の経験から】
「フリーランスに仕事を依頼したいけど、どっちのプラットフォームが良いんだろう?」と悩む気持ち、よく分かります。私自身、クラウドワークスでこれまで30回以上、様々な業務を発注してきました。Web制作からライティング、デザインまで、必要なスキルを持つ方に驚くほど手軽に出会え、固定費ゼロで専門家の力を借りられるのは本当に大きなメリットだと日々実感しています。そして多くの取引を通して学んだのは、適切な報酬を提示し、ワーカーさんに敬意を持って丁寧なコミュニケーションを心がければ、信頼できるパートナーが見つかり、長く良い関係を築けるということです。このクラウドワークスでの豊富な発注経験を踏まえ、今回は発注者(クライアント)の視点から、クラウドワークスと、もう一方の雄であるランサーズを徹底的に比較してみたいと思います。
この記事が、あなたが最適なプラットフォームを選び、素晴らしいフリーランスと出会うための一助となれば幸いです。
(※情報は2025年5月2日現在のものです。サービス内容や手数料、規約は変更される可能性があるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。)
クラウドワークスとランサーズ:2大プラットフォーム概要比較
まずは、両サービスの基本的な情報を比較してみましょう。
項目 | クラウドワークス (CrowdWorks) | ランサーズ (Lancers) |
---|---|---|
設立年 | 2011年 | 2008年 |
利用者数 | 600万人以上 ※1 | 約150万人以上(ランサー数) ※2 |
クライアント社数 | 90万社以上 ※1 | 40万社以上 ※2 |
仕事カテゴリ数 | 250種類以上 ※1 | 350種類以上 ※2 |
主な依頼形式 | プロジェクト、コンペ、タスク | プロジェクト、コンペ、タスク、時間報酬 |
クライアント手数料 | 原則無料 ※3 | 原則無料 ※3 |
ワーカー手数料 | 契約金額に応じ5%~20% | 原則 一律16.5% (税込) |
特徴 | 総合型、国内最大級、幅広い層、タスク案件豊富 | 日本初、プロ向けイメージ、パッケージ購入、認定制度 |
※1, ※2:正確には各公式サイト等で公表されている最新の数値をご確認ください。上記は目安です。
※3:一部オプションサービス利用時などを除く。
データを見ると、クラウドワークスは利用者数やクライアント社数で国内最大級の規模を誇り、総合的なプラットフォームと言えます。一方、ランサーズは日本初のクラウドソーシングサービスとして歴史があり、近年はスキルパッケージの出品など新しい取り組みも行っています。
徹底比較①:登録ワーカーの数と質・探しやすさ
発注者にとって最も重要なのは、依頼したい仕事にマッチする優秀なワーカーに出会えるかどうかです。
- 登録ワーカー数: 最新データではクラウドワークスが利用者数でリードしていると見られます。母数が多い分、多様な人材に出会える可能性は高いと言えるでしょう。
- ワーカーの層・スキル:
- クラウドワークス: 非常に幅広い層のワーカーが登録しており、初心者から経験豊富なプロまで様々です。職種も多岐にわたります。そのため、比較的簡単な作業から専門的な依頼まで対応できますが、玉石混交の中から適切な人材を見極める力も必要になります。
- ランサーズ: クラウドワークス同様に幅広いですが、「認定ランサー」制度(一定基準を満たした質の高いフリーランスを認定)や、スキルを商品として出品する「パッケージ」機能などがあり、プロフェッショナル人材を探しやすい仕組みに力を入れている印象があります。特定の専門スキルを求める場合に強みを発揮する可能性があります。
- ワーカーの探しやすさ:
- どちらのサービスも、スキル、実績、評価、ポートフォリオなどでワーカーを検索できます。
- クラウドワークス: 豊富な検索フィルターに加え、気になるワーカーに直接アプローチできるスカウト機能があります。
- ランサーズ: 詳細なスキル検索や、「認定ランサー」に絞った検索、「パッケージ」からの検索など、多角的な探し方が可能です。
【ポイント】 ワーカーの絶対数や多様性を重視するならCW、特定のスキルを持つプロやパッケージ購入を検討するならランサーズにも魅力があります。
徹底比較②:仕事の依頼形式 – どうやって頼む?
仕事の内容に合わせて依頼形式を選べます。
- プロジェクト形式: 仕様が決まっている仕事(Web制作、記事作成、開発など)を発注する基本形式。固定報酬制と時間単価制があり、両サービスとも対応しています。
- コンペ形式: ロゴデザイン、ネーミング、キャッチコピーなど、複数の提案の中から最適なものを選びたい場合に。両サービスとも対応。
- タスク形式: アンケート、データ入力など、簡単な作業を不特定多数に依頼。両サービスとも対応していますが、クラウドワークスの方がタスク案件に強いイメージを持つユーザーもいます。
- ランサーズ独自(または特徴的)な形式:
- パッケージ購入: ワーカーが出品している固定価格のサービス(例:「ロゴデザイン〇万円」)を購入する形式。価格と内容が明確で依頼しやすい。
- 時間報酬: 時間単位で報酬を支払う形式。CWにもありますが、ランサーズの方がメニューとして分かりやすく提示されている印象。
【ポイント】 基本的な依頼形式は共通していますが、ランサーズの「パッケージ購入」は、特定のサービスをサクッと依頼したい場合に便利です。
徹底比較③:手数料(クライアント側)- 発注コストは?
発注者(クライアント)が負担する手数料は、基本的に両サービスとも【無料】です。(※一部の有料オプション機能を除く)
これは発注者にとって大きなメリットです。ただし、ワーカー側にはシステム利用料(手数料)が発生します。
- クラウドワークス: 契約金額に応じて5%~20%(金額が高いほど料率が下がる段階制)。
- ランサーズ: 原則一律16.5%(税込)。
クライアント側の直接的なコストにはなりませんが、ワーカーの手取り額が変わるため、これがワーカーの質や応募意欲、提示する報酬額に間接的に影響する可能性は考慮に入れても良いかもしれません。
徹底比較④:安心・安全のための仕組み
オンラインでの取引には不安がつきものですが、両サービスとも安全対策に力を入れています。
- 仮払い/エスクロー: 両サービスとも導入。ワーカーへの報酬未払いや、クライアントの持ち逃げリスクを防ぐ重要な仕組みです。必ず利用しましょう。
- 評価システム: 取引完了後に相互評価が可能。ワーカーの過去の実績や信頼性を判断する上で非常に重要です。
- 本人確認・機密保持: 両サービスとも、ワーカーの本人確認書類提出や、機密保持確認の仕組みがあります。ランサーズでは「機密保持確認済み」マークが表示されるなど、分かりやすさに工夫が見られます。
- NDA(秘密保持契約): オンライン上で簡単に締結できる機能が両サービスにあります。
- サポート体制: FAQや問い合わせフォームが用意されています。ランサーズには、依頼をサポートする有料オプション(例:Lancers Assistant)もあります。
【ポイント】 安全面の基本的な仕組みは両サービスとも整っていますが、表示方法やオプションサービスに若干の違いがあります。
徹底比較⑤:使いやすさ(UI/UX) – 操作感は?
【ポイント】 どちらが良いかは実際に使ってみるのが一番ですが、私の経験上、クラウドワークスは初心者でも比較的スムーズに発注まで進めやすいと感じています。
まとめ:迷ったらまずはクラウドワークスから!豊富な人材と手軽さが魅力
クラウドワークスとランサーズ。どちらも日本のクラウドソーシングを代表する優れたプラットフォームであり、フリーランスに仕事を依頼したい発注者にとって力強い味方です。
- 圧倒的な登録ワーカー数と多様な職種
- 幅広い案件に対応できる柔軟性
- クライアント側の手数料が原則無料
- (私の経験上)比較的スムーズに始められる手軽さ
といった点を考慮すると、特に初めてクラウドソーシングを利用する方や、まだどんな人に依頼したいか具体的に決まっていない方、幅広い選択肢の中から比較検討したい方には、まずは日本最大級のプラットフォームである「クラウドワークス」から試してみることを強くおすすめします。
私の30回以上の発注経験からも言えることですが、大切なのはプラットフォームの機能だけでなく、依頼内容を明確にし、ワーカーさんに敬意を持って適切な報酬を提示し、そして丁寧なコミュニケーションを心がけることです。これを実践すれば、クラウドワークスで素晴らしいビジネスパートナーを見つけることができるはずです。
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